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点呼チェッ君
TENKO-CHECK — IN SERVICE
WORKS / VEHICLE No.01 — FLAGSHIP
写真を1枚送るだけで、
点呼が終わる。
軽貨物配送の現場では、毎朝ドライバー全員の点呼・アルコールチェックを確認し、 記録に残す必要がある。ドライバーはいつものLINEグループに検知器の写真を送るだけ。 シフト表と自動照合して記録が残り、未報告者だけに声がかかる。 管理者の朝の負担を、仕組みごと作り替えた。
STATUS本番運用中・毎朝稼働
USERS57名が利用
STACKPHP・Vision OCR・Gemini
VERSIONv1.18系(18版まで改良)
PROBLEM / 何を解決したか
「全員分の点呼を毎朝確認する」が現場を圧迫していた
点呼記録は義務。しかし数十名分の報告を毎朝目視で確認し、シフトと突き合わせ、 未報告者を探して連絡する作業は大きな負担だった。さらに、過去の写真の 使い回しや別人の報告という「なりすまし」リスクにも、人の目だけでは限界がある。 専用アプリを配って定着させるのも難しい——だから「現場が既に使っているLINEだけで完結する」ことを絶対条件に設計した。
FEATURES / 主な機能
報告から記録・検知まで、ぜんぶ自動
- LINEだけで点呼完了検知器の写真かテキストを送るだけ。シフトの対象者と自動照合し、出席として記録される。
- シフト表を画像のまま登録交番票(シフト表)の写真をOCRで読み取り、その日の点呼対象者リストを自動生成。130名超の表にも対応。
- 写真の使い回し検知過去の提出画像と照合し、再利用の疑いを検出。疑わしい2枚はAIが「どこが同じか」の見立てを添えて管理者に提示する。
- 未報告者へのリマインド時間になっても報告がない人だけに@メンション。全員に一斉送信しない「静かな通知」を徹底。
- 話しかけて使えるアシスタント「今日まだ報告してないの誰?」「明日の欠車は?」と自然な言葉で質問でき、停止・欠車などの変更操作も会話から実行できる(実行前に必ず確認)。
- 管理画面出席状況・画像解析の結果・通知のON/OFF・更新履歴をブラウザから確認できる。
PIPELINE / 処理の流れ
OCRが読み、AIが意味を汲む二段構え
LINEで写真を受信→ Vision OCRで文字起こし→ Geminiが意味を解釈→ 名簿・シフトと照合→ 記録・必要な人だけに返信
OCRは「文字を読む」ことに、生成AIは「意味を汲む」ことに専念させる。 役割を分けることで、書式が変わっても壊れない読み取りを実現した。
ENGINEERING / 技術のこだわり
運転士だったから分かる、「現場が嫌がらない」設計
- 通知は「必要な人にだけ」成功時は静かに記録し、返信するのは名簿未登録などの異常時だけ。朝の忙しい時間にBotが騒がない。通知は機能別に個別ON/OFFできる。
- AIには決定権を渡さないGeminiの役割は自然文の「翻訳」まで。データベースには触れさせず、変更操作は必ず人の「はい」で確定する。障害時はAIなしでも動くフォールバックを常備。
- なりすまし対策は二重本人特定はLINEアカウント基準+表示名の裏付けで自動確定。画像は独自の照合アルゴリズムで使い回しを検知し、AIのセカンドオピニオンを添える。
- 運用費はほぼゼロ返信中心の設計でLINE APIの課金を回避。画像解析は処理予算を決めてサーバーを使い切らない。個人開発でも回し続けられるコスト構造にした。
- 実測してから直す「遅い」の原因はログのタイムライン解析で特定してから手を入れる。画像照合は結果を1ビットも変えずに約1.6倍高速化した。
ROUTE LOG / 歩み
運用しながら、18版まで育てた
- 2026独学で開発開始。現場の点呼負担を見かねて、LINE Botとして設計。
- 2026-07v1.0 運用開始。実際の朝の点呼で使いながら改良を重ねる。
- 2026-07AIアシスタント搭載。定型コマンドを廃止し、会話で照会・操作できる「相棒」に。
- 現在v1.18系。毎朝57名の点呼を支えている。