STORY / 停留所ごとの記録
バスのハンドルから、キーボードへ。
年表というより、走ってきた路線図として読んでほしい。それぞれの停留所で見つけたことが、次の場所につながっている。
路線バスのハンドルを握った日々
早朝から深夜まで、同じ路線を何百回、何千回と往復した。乗客一人ひとりの表情、 天候、渋滞、時間との戦い——ハンドルを握るなかで気づいたのは、道路の上で 起きていることは結局、人と人との関係そのものだということだった。
ハンドルを降り、IT企業へ
規則正しい生活を求めてIT企業に就職した。けれど3年が経つ頃、 代わり映えのしない日々に退屈を感じ始めていた。そんな時に始めた 副業のコンクリートミキサー車で、忘れていた感覚が蘇る—— 「やっぱり運転しているときが一番しっくりくる」。
給与未払いをきっかけに、独立する
ミキサー車で再発見した手応えを追いかけ、運転代行会社に本業として転職。 バス運転士の頃と同じ「命を預かる仕事」の重みを取り戻したのも束の間、 1年で給与未払いに直面する。理不尽さに見切りをつけ、独立を決意。 ZERO REVOLUTION ADVANCE ——ゼロから革命を起こす、という意味を込めて運転代行サービスZERVAを設立した。 給与未払いで負ったダメージを取り戻すため、軽貨物の仕事も始めることになる。
現場の「困った」をコードで解決する
点呼・アルコールチェックの記録作業が現場の負担になっていることに気づき、 独学でLINEボット「点呼チェッ君」を開発。シフト表の読み取りから、 なりすまし防止の仕組みまで一から設計した。
点呼チェッ君 (KOA)
運用中のサイトを見る →LINEグループだけで完結する、点呼・アルコールチェックの自動記録ボット。 現場のドライバーが写真を送るだけで、シフト表と照合し記録が残る。
運転で学んだことを、言葉にして届ける
Obsidianで日々の気づきを「教えのことば」としてまとめるのが習慣になっている。 運転席で見つけた人間関係のヒントを、安全運転×自己啓発という形で、 道路の外にいる人にも届く言葉に翻訳していく準備を進めている。
開発ラボとして、次の路線を敷く
今も軽貨物の現場でハンドルを握りながら、空いた時間でコードを書く。 バス運転士、代行業、軽貨物、そして開発者へ。justice-lab.xyzは、 その延長線上にある個人の開発ラボ。ここを拠点に、次のプロジェクトを走らせていく。